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菅首相こそが私達の救世主

2011613

宇佐美 保

 菅直人氏が首相に就任した際は、多くの方々は彼に期待して喜びの声を上げた筈です。

ところが、どうでしょうか?

首相の座に着くや否や、「消費税アップ」等、私達が菅さんに対して抱いていたイメージとかけ離れた発言を聞かされた揚句、その動作はまるで操り人形になってしまいました。

 

 何故こうも人が変わってしまったのか不思議でなりませんでした。

でも、菅さん自身は変わってはいなかったのです。

先の拙文≪菅直人氏は私達の恩人では≫で書きましたが、菅さんは福島原発の事故直後、原子炉格納容器の爆発を防ぐ為に、ヘリコプターで原発に飛び吉田所長に直接「手動での命がけのベント弁の開放」(手動開放中に事故があったら作業員の命は保証されないでしょう)を指令しました。(菅さんも、命がけであった筈です)

 ところが、この菅さんの命がけの行為を、マスコミ、政治家等誰一人感謝するどころか、“菅さんのパフォーマンスのお陰で、東電のベント作業が遅延して、その結果水素爆発が発生した!”と菅さん非難の嵐が吹き荒れました。

 

 一寸待って下さい、先の拙文でも記述しましたが、本来はベント用のフィルターを東電が設備しておくべきだったのに、この件に対しての抗議非難は何処からも出てこないのです。

おかしいではありませんか!?

(この不思議な事態から、菅さんが「操り人形化」した背景が垣間見えてきます)

 

 

 昨日、ある方から、次の「東電の不作為は犯罪的:IAEA元事務次長」とのメールを転送して頂きました。

この内容をご覧になった方は、菅さんを非難する前に東電、並びそれを監督管理してきた官僚、又、その体制を維持してきた旧政権に対してどなたも抗議の声を上げるでしょう。

 

 

東電の不作為は犯罪的」IAEA元事務次長

2011/06/11 20:39 (ロンドン 木村正人)

 

元IAEA事務次長のブルーノ・ペロード氏(本人提供)

 

  福島第1原発事故をめぐり産経新聞のインタビューに応じた国際原子力機関(IAEA)元事務次長でスイスの原子力工学専門家、ブルーノ・ペロード(Bruno Pellaud)氏との一問一答は次の通り。

 

 −−福島第1原子力発電所事故で日本政府がIAEAに事故に関する調査報告書を提出したが

「私は事故後の対応について日本政府や東電を批判するつもりはないが、両者が事故前に対策を取らなかったことは深刻だ。特に、東電の不作為はほとんど犯罪的だ

 

 −−なぜ、そう思うのか

 「福島第1原発の米ゼネラル・エレクトリック(GE)製沸騰水型原子炉マーク1型は圧力容器と格納容器が近接しており、水素ガスが発生すれば圧力が急激に高まる危険性が1970年代から指摘されていた。福島で原発の建屋はクリスマスプレゼントの箱のように簡単に壊れたが、スイスでは90年代に格納容器も建屋も二重するなど水素ガス爆発防止策を強化した

 

 −−東電はどうしたのか

 「当時、スイスで原発コンサルティング会社を経営していた私はこの作業にかかわっており、マーク1型を使用する日本にも役立つと考えた。

1992年ごろ、東電を訪れ、

(1)格納容器と建屋の強化

(2)電源と水源の多様化

(3)水素再結合器の設置

(4)排気口へのフィルター設置
−を提案した」

 

 −−対策費は

 「非常用の送電線は2千〜3千ドル。排気口のフィルターは放射性物質を水で吸着する仕組みで電源を必要とせず、放射性物質の拡散を100分の1に減らせる。今回の震災でも放射性物質の拡散を心配せずに建屋内の水素ガスを排出できたはずだ。費用は300万〜500万ドルで済む

 

 −−東電の対応は

 「東電は巨大で、すべてを知っていると思い込んでいた。神様のように尊大に振舞った。東電が原子力安全規制当局に提出していた資料には不正が加えられていた。これは東電が招いた事故だ」

 

 

 内容は重複していますが、大事なことなので、次の部分も掲載させて頂きます。

 

IAEA元事務次長「防止策、東電20年間放置 人災だ

2011.6.11 20:17

 

Mr. Bruno Pellaud

 

 【ロンドン=木村正人】1993〜99年に国際原子力機関(IAEA)の事務次長を務めたスイスの原子力工学専門家ブルーノ・ペロード氏が産経新聞のインタビューに応じ、福島第1原子力発電所事故について「東京電力は少なくとも20年前に電源や水源の多様化、原子炉格納容器と建屋の強化、水素爆発を防ぐための水素再結合器の設置などを助言されていたのに耳を貸さなかった」と述べ、「天災というより東電が招いた人災だ」と批判した。

 

 日本政府は7日、事故に関する調査報告書をIAEAに提出、防止策の強化を列挙したが、氏の証言で主要な防止策は20年前に指摘されていたことが判明し、東電の不作為が改めて浮き彫りになった。

 

 氏は「事故後の対応より事故前に東電が対策を怠ってきたことが深刻だ」と述べ、福島第1原発が運転していた米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の沸騰水型原子炉マーク1型については、1970年代から水素ガス爆発の危険性が議論されていたと指摘した。

 

 スイスの電力会社もマーク1型を採用したが、格納容器を二重にするなど強度不足を補ったという。当時スイスで原発コンサルティング会社を経営していた氏は改良作業を担当し、1992年ごろ、同じマーク1型を使用している東電に対して、格納容器や建屋の強化を助言した

 

   このほか、

▽水源や電源の多様化

▽水素ガス爆発を防ぐため水素を酸素と結合させて水に戻す水素再結合器を建屋内に設置▽排気口に放射性物質を吸収するフィルターを設置−するよう提案した。

しかし、東電は「GEは何も言ってこないので、マーク1型を改良する必要はない」と説明し、氏がIAEAの事務次長になってからもこうした対策を取らなかったという。

 

 一方、2007年のIAEA会合で、福島県内の原発について地震や津波の被害が予想されるのに対策が十分でないと指摘した際、東電側は「自然災害対策を強化する」と約束した

 

 しかし、東日本大震災で東電が送電線用の溝を設けるなど基本的な津波対策を怠っていたことが判明。氏は「臨時の送電線を敷いて原発への電力供給を回復するまでに1週間以上を要したことはとても理解できない」と指摘し、「チェルノブイリ原発事故はソ連型事故だったが、福島原発事故は世界に目を向けなかった東電の尊大さが招いた東電型事故だ」と言い切った

 

 

 こんな犯罪行為を働いた東電、並び官僚らを差し置いて、菅さんだけを非難しています。

今では、被災地の方々も含めて大多数の日本人までも、菅さん非難を口にしています。

変です!

 

 この現状に異を唱える事が出来るのは『週刊金曜日』のように、大企業の広告料金に頼らずに出版を続けているところしかないようです。

 

例えば、『週刊金曜日(2011.6.12号):大藤理子の政治時評』には、次のように大藤氏(ジャーナリスト)は記述されております。

 

 

アホか。

いや私だって、もう少し気の利いた罵り言葉の一つや二つ知ってますよ。しかし今の政治のレベルに合わせるならば「アホ」が最適、「アホ」で十分だと思う。

 不信任決議案。まったくもって理解不能である。野党は復旧・復興の遅れは菅政権の失政だと言い募っているがだったら早く進むように自分たちが協力すればいいだけの話ではないか

「菅直人首相では協力できない」なんて選り好みしている場合ではないだろう。家族を、家を、仕事を失い、それでも明日を信じて生きていこうとしている人たちがいるとい、つのに。

 ……

総理、あなたが替わることにより、原子力発電事故災害対策、復旧・復興を、責任ある、そして心ある形で前進させる態勢を創るための、新しい政治の枠組みを考えることができるのであり、我々には、その用意があります」(大島理森・自民党副総裁)だって。ぶへっ。盗っ人猛々しいとはまさにこのこと私のヘソで沸かした茶をぜひ飲んでいただきたいものだ。

 戦後一貫して原発を推進して「危険だ」という声に耳を貸さず、「安全神話」をふりまき、場合によっては札束でほっぺたをひっぱたくようなまねをしてきたのはいったい誰だったのか。

 谷垣禎一総裁は「自民党も責任を負っている」と通り一遍の反省を述べているが、そんなものでは足りない。まったく足りない。これまでの原発政策を総括した上でないと、自民党に発言権はないとすら私は思う

……

 いまメディアの関心は、菅はいつ辞めるのか、ポスト菅は誰かに移ってしまっている。この政治のこのていたらくを徹底的に批判すべきなのに、問題がずらされ、すり替えられ、かしましく論じられるのはどうでもいい表層的な問題ばかり。そして結局、本質は何も変わらない。もう何度、こんなことを繰り返してきたことだろう。

 震災後、私は内省のあまり言葉を失ってしまっていた。しかし内省なんかしている場合ではなかったのだ。政治家の多くはこれっぽっちも反省なんかしちゃいないのだから。日本の政治家はこの大震災を経ても、まったく変わっていないのだから。

 

 

 「大島理森・自民党副総裁」氏の発言が、次の世代にも未来永劫残る事に対して、恥を感じないのでしょうか?!

大島氏は、菅さんに向けた怒りを東電に向けるべきです。

(しかし、その怒りは、大島氏ご自身に向けるべき怒りなのでしょうが)

それよりも、こんな「盗っ人猛々しい」発言を私達は許していて良いのでしょうか?!

 

 私は、常々、小泉純一郎氏(元首相)が、たった一人で”自民党をぶっ壊す!”と言いつつ、少なくとも自民党田中派をぶっ壊し、郵政民営化を押し切ってしまったその力は何処から来ているのか不思議でなりませんでした。

(勿論、「ブッシュのポチ」とまで言われた小泉氏ですから、米国の庇護を存分に受けていたのでは?と下種の私は勘繰っていますが)

 

 でも、引退した今でも、小泉再登場待望論が聞こえるのです。

小泉純一郎氏は「国民的英雄」だったのです。

この「国民的英雄」には、「盗っ人猛々しい」発言を平気で吐きだす大島氏らも何等刃向かう事が出来なかったのでしょう。

 

 そして、官僚も!

 

 ですから、「巨人軍は永遠です」どころではなく「官僚帝国は永遠」を目論む官僚達には、「国民的英雄の誕生」を何としても避けなくてはならないと決意した筈です

 

 従って、年金問題で「ミスター年金」と讃えられ私達の英雄となった長妻昭氏が、厚生労働大臣に就任して、厚労省の玄関をくぐった時、出迎えた役人たちは誰一人拍手もしませんでした

(一方、退任して去って行く舛添要一氏には、花束を渡し拍手で送り出していました)

このようないような情景官僚に対して、マスコミは何等非難の声を上げませんでした。

 

 そして、厚労省の役人の不評を買ったとかで、長妻氏は大臣の地位を追われてしまいました。

 

 この件から“長妻昭氏が、厚労相として業績を残せば、「ミスター年金」どころか小泉氏の2代目となる「国民的英雄」に変身してしまう”と恐れた官僚、旧勢力達が、長妻潰しに走ったと思われてならないのです。

 

 この長妻潰しに成功した彼らは、厚生大臣時代に勇名をはせた菅直人氏が総理大臣の座に着くや、長妻氏以上に危機感を感じ、「菅降ろし」への権謀術数を最大限に発揮したのではないでしょうか?

 

 そして、今や彼らの作戦は成功を収めつつあるのです。

何しろ、菅さんの言動は、まるで操り人形なのですから!

 

 それでも、菅さんは、何度も書きますが、命を(政治生命も)かけて真っ先に福島原発に飛んだ(少なくとも私の)英雄です。

 

更には、原発が廃炉になるのを恐れて海水の注入を躊躇する東電に対して、海水注入を指示した件でも菅氏は、私の英雄です。

 

それなのに、その海水注入を途中で遮ったとかの非難中傷にさらされます。

不思議なことです。

 

 

 海水注入の件は、産経新聞の菅さんを揶揄しながらの記述に見られます。

 

 

「東電のバカ野郎が!」官邸緊迫の7日間 貫けなかった首相の「勘」またも政治主導取り違え

2011.3.18 00:15

…… 大津波をかぶって自動冷却装置が破損し、炉内の冷却が思うようにいかない、との報告が上がってきた。官邸内に緊張が走ったが、首相には野党の追及から逃れた安堵感とはまた別種の「意外な自信」(政府関係者)がみなぎっていた。

 「まず、安全措置として10キロ圏内の住民らを避難させる。真水では足りないだろうから海水を使ってでも炉内を冷却させることだ

 首相の意向は東電に伝えられた。「これが政治主導だ」。首相はそうほくそ笑んだのではないか

……

 だが、東電側の反応は首相の思惑と異なっていた。

 10キロの避難指示という首相の想定に対しては「そこまでの心配は要らない」。海水の注入には「炉が使い物にならなくなる」と激しく抵抗したのだ。

……

 

 

 この様な状態では、先の大藤氏の“ 政治家の多くはこれっぽっちも反省なんかしちゃいないのだから。日本の政治家はこの大震災を経ても、まったく変わっていないのだから”が未来永劫続いてしまいます。

 

 

 この閉塞状態から脱却するには、マスコミの魔術に翻弄されることなく福島原発に飛び「手動ベントを指示した」菅首相を私達の英雄に祀り上げることが必要なのだと思います。

 

 

 

(補足:1)

毎日新聞 201169日 東京朝刊:ザ・特集:「家庭内野党」伸子夫人に聞く 菅さんが総理になって

には、日ごろマスコミが報じている菅さんの別の面(本当の菅さん?)を見る事が出来ます。

 

……

 市民運動家から一国のトップにまで上りつめた菅直人首相、永田町の政争にもみくちゃになりながら、その座から降ろされようとしている。でも、当のご本人はすぐに辞める気配がない。「一定のメドがついた段階で……」。どんな思いなのか? 「家庭内野党」を自任する夫人の伸子さん(65)に聞いた。【鈴木琢磨、写真・藤井太郎】

 ◇けど“カネの力”封じ込めと、浜岡原発停止は大きいかな

 ◇「なりゆきを決然と生きる」ただいま菅家の座右の銘

 6日夜、首相公邸にお邪魔した。伸子さんいわく「首相の社宅」。ドタバタ引っ越し準備でもしているかと思いきや、どこにも段ボール箱は見当たらない。ダイニングテーブルには、すしにポテトサラダ、卵焼き、そして豆の含め煮が並んでいる。ご亭主は今夜も遅いのだろう。

 ……

 「アハハ、そうね。菅さんの原点はゲリラ、市民ゲリラだってこと、もっと思い出してもらわなくちゃ。昔の菅さんを知る支持者のみんなからさんざん言われるの。あと少ししかないなら、何かやってくれなきゃ。面白くないよって。私もそう思う」。そういえば、首相就任後、間もなく出た伸子さんの著書のタイトルは「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」。何が変わりました?

 「大して何も変わっちゃおらんわ! ただ東日本大震災があって、浜岡原発を止めたのは大きいんじゃないかなあ。突発の思いつきなんかじゃない。菅さん、国会議員に初当選した1980年にアメリカに出かけ、風力発電を視察しているんです。風力や太陽光エネルギーこそ、次の時代の基幹エネルギーになると信じてきた。それに究極は植物によるバイオマスエネルギーも夢見ている。いろんな政党を経験してきたけど、僕の最後は植物党をつくることだって、今も真顔で言ってますから」

 で、政界も変わらない?

 ……すでに四面楚歌(そか)、激しくなるばかりの「菅降ろし」の風圧に耐えているのはなぜ? 2日の民主党代議士会で菅さん、こう語りかけた。「大震災に取り組むことが一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」。ほかでもない、一国のトップの言である。自然に解釈すれば、即辞任と受け取れる。

 「そうかなあ。これまで首相がいともあっさり、簡単に辞めちゃった方が不思議ですよ。日本は、男の引き際だとか、男の美学だとかってすごく好きでしょ。江戸時代の切腹がそう。よくない」。コピーを持ってきた。「読んでみて。菅さんも読んだ」。塩野七生さんの「日本人へ リーダー篇」(文春新書)の一節。<拝啓 小泉純一郎様>と手紙スタイルになっている。<私があなたに求めることはただ一つ、刀折れ矢尽き、満身創痍(そうい)になるまで責務を果たしつづけ、その後で初めて、今はまだ若造でしかない次の次の世代にバトンタッチして、政治家としての命を終えてくださることなのです

 驚いた。あの代議士会でのスピーチと重なっている。菅さん、塩野さんの大ファンで、全15巻の「ローマ人の物語」も読破したらしい。……

 

 

 ところが、『週刊ポスト』は、“バカ総理のバカ計画「1000万戸に太陽パネルは」絶対あり得ない”と菅首相をバカ呼ばわりしたと同じ「2011.6.17号」で、次のように記述しています。

 

……代議士会で、菅直人首相は、「一定のメドがついた段階で、若い世代へ引き継ぎを果たす」という表現で辞意を表明した。

 

 この「若い世代に引き継ぐ」というフレーズは、菅氏が過去の代表選の演説で何度も使ってきた常套句

「菅は10年前からそういいながら、絶対に若い世代に主導権を渡そうとしなかった」(民主党ベテラン)

 さすがに今回は年貢の納め時のようだが、それだけにその意図は、「たとえ辞任しても次の総理の座は、自分より年長である小沢一郎氏には絶対渡さない」という恨み節だったという見方も党内にある

 

 不信任案決議の趣旨説明では、その政治手法を大島理森・自民党副総裁に「脱小沢で求心力を維持してきた」と喝破された菅氏であるが、引き際でさえも自分の失政の責任を棚に上げて、数少ない“政策”である「脱小沢」にこだわっていたとすれば、もはや妄執と呼ぶのがふさわしい。……

 

 

 本来なら私達の英雄である筈の菅首相をバカ呼ばわりする「週刊ポスト」は、「若い世代に引き継ぐ」を菅氏の常套句と揶揄する前に、その前文に当たる「刀折れ矢尽き、満身創痍(そうい)になるまで責務を果たしつづけ、その後で初めて、……」を知るべきなのでしょう。

(それとも知っていても敢えて菅さん批判を続けて居られるのでしょうか?)

 

 それに又、大藤氏が「ヘソで沸かした茶を沸かすほどの盗っ人猛々しい」発言を臆面もなく披露する大島理森氏(自民党副総裁)の言を引用されるとは、「週刊ポスト」も大島理森氏と同じ穴の狢なのでしょうか!?


 

(補足:)

 

 伸子夫人のお話に登場する菅さんの夢である「植物によるバイオマスエネルギー」に関しては、朝日新聞(20101215日:生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見)で、次のような記述を見ます。

 

 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。

……

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

……

 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。

 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある

 

 

 更に付け加えますと、「政府インターネットテレビ「自然エネルギーに関する『総理・有識者オープン懇談会』(全編)(平成23年6月12日)

に於いて、熱く(穏やかな表情で)語っておられました。

このような表情で、日ごろテレビを通じて私達に語りかけて居られたら、「菅降ろし」等雲散霧消するのに!と思わずにはいられませんでした。

 

 



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